鍼灸柔整新聞

横浜市がリラク大手と共同でコロナ対応の医療従事者ケア、業界内から危機感

 横浜市は7月7日、新型コロナウイルス感染症に対応した医療従事者向けに無償でリラクゼーションサービスを提供すると発表した。同市の市民病院に、リラクゼーション店舗『りらく』を運営する「株式会社りらく」のセラピストを派遣し、医療従事者の精神的・肉体的ケアを行うという。8月6日まで実施される。

 ある業界関係者からは、「健康被害も少なくない無資格施術を、一自治体が推奨して利用を促すというのはいかがなものか。このままほかの地域に波及してしまう恐れもあり、危機感を覚える」との声が聞かれた。

 なお、今回の横浜市の取り組みは、コロナの感染で仕事が減った、リラクゼーションに従事するセラピストの業務機会の創出も目的としているという。

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